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レッスン2

発声をしやすくする体操、声美人体操

レッスン2では日本音響研究所所長 鈴木松美氏の考案した体操 『声美人体操』を紹介したいと思います。

この体操は日本テレビのテレビ番組「世界一受けたい授業」2005年11月12日放送の中で鈴木松美氏が披露した声を良くするための運動です。この運動を行うと、声が腹から綺麗に出るようになり、滑舌も良くなります。

この体操は次の3つの体操からなります。ニワトリになった気分で行って下さい。詳しくは日本テレビのホームページをご覧下さい。各運動の補足をします。

  1. 発声をしやすくするための準備運動
    足を肩幅に開き、脇の下に手を入れて、ニワトリが胸をふくらますように、ゆっくり大きく空気を吸い込んで下さい。そして、「ターーーーー!!」と大声を発しながら、手を前に突き出して、息を吐ききって下さい。
  2. 喉と肺を鍛える運動
    手を肩の両側に開き、少し手を後ろにそらした勢いでハッと空気を吸い込みます。これを3回行い、肺にいっぱい空気をためて下さい(ハッ、ハッ、ハッと3回に分けて空気を吸い込むことにより、発声器官の筋肉が鍛えられます)。肺にいっぱい空気を溜めたら、片方の手で軽く鼻をつまみ空気を出にくくし、もう片方の手はお腹に巻きつけます。肺にいっぱい溜まった空気を、小さくなった鼻の穴から力強く「ん゛〜〜〜」と鼻を響かせながらゆっくりと絞り出してくださいこのように肺に圧力をかけることにより、緊張して上に吊り上がっていた横隔膜が下に下がります。効果絶大です
  3. 腹式発声と滑舌をよくする事で伝わりやすい声をつくる体操
    手をお腹に当て、体を反らしながら腹筋を伸ばします。そして、お腹を軽く押しながら、体を反らして「コケ!」、前かがみになった勢いで「コッコー!」と発声します(この喉を詰まらせる発声が滑舌を良くします)。

各運動は、それぞれ2回ずつ行って下さい。

プロのアナウンサーやバスガイドさんは毎日、「あめんぼ、あかいな、あいうえお…」などと発声練習をしています。プロであってもスムーズにしゃべるにはそれなりの準備運動が必要なのです。

『声美人体操』はたった30秒くらいでできる声の体操ですので、是非毎朝行って下さい。

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